初詣と腰痛
平成三十年もあと残すところわずかとなりました。初詣に行く予定の方も多いのではないでしょうか。しかし、三が日の初詣は場所によっては非常に混む事もあります。正月休みで緩んだ体で出かけると立ち続けることによって腰痛になる事も…。
立ち続けることで起きる腰痛
骨盤と股関節に負荷がかかる
長時間立つというのは動物界では人間固有の動作になります。4脚動物は自身にかかる重力を分散しているため負担が少ないのですが、人間は二足のため重力の負担割合が多くなります。
特に股関節は柔軟性が高いため車でいうサスペンションの役割をしているので長時間立つ事で周囲の筋肉に固さが生じます。
そのため、股関節の筋肉が固くなると骨盤の歪みにつながります。左右差が顕著に出やすいので片側の股関節に体重をかけることが多くなってしまうためです。
結果的に左右の足の長さが変わってしまうなどの原因にも繋がるので臀筋のバランスというのは非常に大切になります。
骨盤が歪むと腰椎が歪む
骨盤がゆがんでしまうという事は背骨のベースがゆがんでしまうということです。人の身体の仕組みとして目線を平行にする姿勢反射があります。そのため目線を平行にするために代償的に身体を歪ませます。
すると頭からまっすぐかかる重力を少ない力で受け止めることができずに様々な問題を生じます。
特に腰椎は背骨の中でも特に可動域が少なく圧力がかかる部分になっているので、歪みの影響を特に受けやすくなっています。
骨盤も重力をまっすぐ受け止めきれずに股関節とのアライメントが悪くなると仙腸関節性の腰痛の原因にもなってしまいます。この腰痛は腰よりも少し下の部分にズーンと広範囲に痛む感じがします。
姿勢を維持するための筋肉が頑張りすぎてしまう。
脊柱起立筋という筋肉がゆがんだ背骨の安定性を出そうとして普段より余計に頑張ります。
その結果、脊柱起立筋はずっと緊張してしまうため筋ポンピングが働かずに酸欠状態になってしまい痛みや疲労を出してしまいます。
固くなってしまった筋肉は背骨の椎間関節の内圧をあげてしまうために椎間関節性の腰痛の原因にもなってしまいます。
動かない状態では疲労だけで済みますが、この固くなった状態から急に動かしたりしてしまうと筋筋膜性の腰痛になってしまう可能性も出てきます。
腰を冷やさない・同じ姿勢を続けないが大事
初詣に行くという事は「低気温の中、立ち続ける」ということが考えられます。筋肉にも関節にも血流の不足と柔軟性の欠如が起こるのでその対処をするのが最も大事になります。
ホッカイロを骨盤と背骨の境や腰のきになる部分に貼ったり、腹巻をしていくというのが簡単な対策方法です。
現地に着いたら寒く丸々だけではなく、足踏みをするなどして体全体を上下運動させます。そうすると全身の筋ポンプが働くので筋肉の硬直を和らげることができます。
健康な2019年を!
せっかくの初詣なので何も問題なく終わりたいですね!新年の始まりですし、何よりも健康でいるというのは神社でも神様にお願いされる方も多いのではないのでしょうか?
当院も新年は4日から皆様の健康をサポートできるように努力いたしますのでよろしくお願いいたします。
浅草橋にある当院は「鳥越神社さん」「須賀神社さん」「銀杏岡八幡神社さん」にご挨拶行こうかと思っています。
2019年も浅草橋の鍼灸治療・整体・カイロプラクティックのBODYREMKAER鍼灸治療院・整体院をよろしくお願いいたします。