腰痛の種類

腰痛

日本人の多くが罹患しているこの症状。腰痛と言ってもどんな腰痛があるのか知っていますか?

痛める箇所は「筋肉・関節・神経・椎骨・内臓」と種類があります。

それを組織ごとに簡単にご説明します。

目次

筋肉が原因の腰痛

筋肉を痛めるというのは実は慢性痛においてそこまで多いことではありません。筋肉を痛めるときは外傷などがほとんどです。

理由としては腰部の筋肉は大きい上に筋肉が単体で働くことがまずありません。

  • 筋筋膜性の腰痛

というのが筋肉が原因でおこる腰痛ですが、これは急性の炎症なのでアイシングで冷やし安静にしていれば3日程で快方に向かうことが多いです。

しかし、安静にしているときに起きる問題として腰部周りに関係してくる筋肉の緊張が強くなってしまった結果、他の慢性痛につながる腰痛を生み出してしまうことがあります。

関節が原因の腰痛

慢性痛の多くに見られるのが椎関節性の腰痛です。慢性痛と言っていますが、正確には「繰り返し起こる小さな炎症」が正体です。なぜ小さな炎症が繰り返し起こるのかが原因の部分になります。

椎間関節の可動域が少ない場合に無理をしてその可動域以上に関節が動くと関節内部での衝突やもしくは圧迫など様々なトラブルが生じます。そのために炎症を繰り返してしまうということです。

こうなってくると筋肉だけの問題では無いのでマッサージなどの筋肉に焦点を絞ってしまうとなかなか良くならなかったりします。

しっかりと整体・カイロ・鍼灸治療などで関節内部に起きている問題を解消しましょう。

神経が原因の腰痛

椎間板ヘルニア

背骨の中の脊髄から出た神経は腰椎の間を通り抜け下半身へと向かいます。その神経の出入り口で問題を起こしてしまう代表的な症状が「ヘルニア」です。椎間板という非常に水分を多く含む組織が上下の椎骨の圧力で飛び出してしまう事を言います。その飛び出てしまった椎間板が神経を圧迫したりしてしまうためにシビレや痛みが腰〜下肢にかけて出てしまうのです。

年齢を重ねると椎間板から水分が減ってしまうのでヘルニアにはほとんどならないのですが、「脊柱管狭窄症」という黄色靭帯の肥厚による脊髄を圧迫してしまい、腰に痛みを起こしてしまう症状も神経由来の問題になります。

椎骨が原因の腰痛

圧迫骨折

簡単にいうと「骨折」です。高齢で骨粗鬆症などある女性の方に多いのですが、ちょっとした尻もちだけで椎間部に圧力がかかり骨折してしまうことがあります。「圧迫骨折」は背骨を固定することもできないので安静が必要になってしまいます。検査法もあるので判明したら病院でレントゲンを撮ってもらいましょう。

他にも「腰椎分離症」「腰椎すべり症」などがあります。この二つはマッサージは危険です。椎骨に問題があるのに背中側から何も考えずに圧力をかけてしまうと痛みや歩けなくなってしまうこともあります。そのため、きちんと知識のある院に行く事を強く推奨致します。

内臓が原因の腰痛

腹膜

臓器の中には腹膜と呼ばれる身体の内側にないものがあります。それを「腹膜後器官」というのですが腎臓や膵臓などがそれに当たります。そのため内臓の不調や炎症などが起こるとその影響が背中に出やすいのが特徴です。
それ以外にも内臓体性反射などによる反射区域の痛みなどもあるのですが、どちらにせよ内臓系の腰痛に関しては鍼が著明な効果を出すことが多いです。マッサージなどではその場限りの効果になりやすく、カイロプラクティックだと効果の発現までに少し時間がかかりやすいところがあります。

そのため鍼灸治療により自律神経と内臓の反射区域にアプローチをかけることで不調を戻していくことができるのです。

腰痛治療は見極めが大切

ここまでで腰痛の種類が様々あることはなんとなくわかって頂けたと思います。

大事なのは自分がどの腰痛か知ることです。

しかし、自己判断ほど危険なものはありません。人間の思い込みの力は強く、気付いた時にはかなり症状が進行してしまうこともあります。

そのため、まずは来院していただき検査を行い腰痛を見極めることから始めるのが大事です。見極めが終われば当院は骨折以外でしたらすべての腰痛に対して有効な手技を用意してありますので安心してください。

もちろん、当院で扱えないと判断した場合は適切な医療機関もご紹介いたします。

急性腰痛も慢性腰痛も当院へお任せください。

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