年末大掃除!ぎっくり腰に気をつけましょう!
魔女の一撃!「ぎっくり腰!」
年末の大掃除や仕事の多忙さに加えて、寒さなどの様々な環境要因が組み合わさると正月休みが意図せず寝正月になってしまうほどの痛みとして有名な「ぎっくり腰」
西洋では「魔女の一撃」という物騒なネーミングで呼ばれています。腰はなんともなかったのに急激な腰痛が出た!まるで魔法の一撃だ!という感じです。
しかし、そんな魔女の一撃「ぎっくり腰」もしっかりとした原因と症状があります。きちんと理解して対処することで、気も楽になりますし早く改善することもできますよ!
魔女の一撃「ぎっくり腰」の正体
腰痛にも様々な種類があります。詳しくは下記で確認してください。
大事なのは
- 「どうやって痛めたのか」
- 「どこが痛いのか」
- 「どうすると痛いのか」
を確認し適切な処置を行うことです。とりあえずマッサージでもいこうかなと思ってはいけません。腰痛を見定めないとさらに悪化する方向にマッサージをされる事もしばしば。マッサージはきちんと身体を治してからいきましょう。
を確認していただけるとわかります。
どうやって痛めたのか
ぎっくり腰のイメージとして重い荷物を持った時に痛めたが一番多いと思いますが、それだけではありません。
- 重い荷物を持った時
- 重い荷物を”持とうと”した時
- 重い荷物を”上からおろす”時
実はこの痛め方がわかるだけで腰痛の種類を分類し、対処していくことができます。
どこが痛いのか
どこが痛いのかと言われれば「腰」だよと言われてしまいそうなのですが、実は症状によって少し異なります。
- 腰の表面がハッキリ痛む
- 腰からお尻にかけて広範囲で痛む
- 腰の奥が痛むけど場所は不確定
というのが大まかな痛む場所です。椎間板ヘルニアなどは症状の出方が腰から足先にかけてなど広範囲で出る事もあります。(坐骨神経症候群)
どうすると痛いのか
今度は身体をどう動かすと痛みが強くなるかを確認します。
- 何もしなくても痛むが、特に身体を前に倒すと痛みは強くなる。
- 身体を少し前に倒したり、靴下を吐く動作ができない。身体を反っても痛みが強くなる。
- 姿勢をただすと痛みが強くなる、身体を反るともっと痛むので前かがみの方が楽。
これは原因が違うために動いた時の痛み方が異なります。
魔女の一撃「ぎっくり腰」に対する適切な処置
痛めたきっかけ・痛む場所・痛む動き
この三つを確認した時に1・2・3で分類しました。
- は「筋筋膜性の腰痛」
- は「仙腸関節性の腰痛」
- は「椎間関節性の腰痛」
であることがほとんどです。
では、それぞれの腰痛に対して適切な処置をお教えします。
筋筋膜性腰痛の対処法
原因が筋肉または筋膜にある時の腰痛がこれに該当します。左の図にある腰方形筋という筋肉か背中にある脊柱起立筋や広背筋などのアウターの筋肉を痛めることがほとんどです。
特徴的なのは「急激に痛む」「何もしなくても痛む」「押されると凄い痛い」なのですが、急性腰痛で最も回復が早く、安静にしていれば2日ほどで回復期へと入っていきますので心配ありません。
急激に痛んだ時には腰の熱感があるところをアイシングし痛み止めを飲むのも有効です。痛み止めを飲むと周囲の筋緊張を抑えることができるのと体にかかるストレスが軽減されるので、筋筋膜性腰痛の急性期には効果的です。
治すために大事なのは「安静」です。しかし、筋肉に炎症が起きると筋肉は伸縮性を失ってしまいます。そういう時にはマッサージでもいいですし、心配なら治療院に行きましょう。
仙腸関節性の腰痛の対処法
仙腸関節性の腰痛は最も再発率が高く、特に「産前・産後の腰痛」としても有名です。
仙腸関節というのは仙骨と腸骨と呼ばれる骨盤を繋ぐ関節の事を示します。この関節は強固な靭帯で固められているのですが、mm単位で動きます。ちょっとした噛み合わせが狂いmm単位の動きによって関節が緩くなってしまうことで後仙腸靭帯という靱帯などに負荷がかかり痛みとして出てしまいます。
厄介なのは軽微ならともかく、重度に痛めてしまうと「歩くことができなくなる」ことがあります。歩こうとしても腰が抜けたように立てなかったりなど、症状としては深刻です。
関節の不安定性や靭帯の炎症により周囲の筋肉の緊張もさらに強くなり、梨状筋という筋肉の間から出る坐骨神経を軽度に圧迫する事もあるので大腿後面部に痛みが出たり、股関節に痛みが出たりなどもします。
こうなってしまった時には安静は絶対です、安静時は痛む方の腰を上にして横になるのが良いでしょう。その際に抱き枕などあると、アウターの筋肉が仙腸関節に負荷をかけないので楽な姿勢を取れます。
腰に熱感を感じれば最初はアイシングして欲しいのですが、熱感を感じなくなり落ち着いた時にはお尻周りを温めてください。
そうする事で仙腸関節にかかる筋緊張による負荷を和らげることができるので、少し動けるようになったら治療院を受診してください。
このタイプの腰痛には痛み止めはその場限りの効果しか出ないので、本当に痛みに耐えられない時などに服用してください。
椎間関節性の腰痛の適切な処置
椎間関節性の腰痛は腰椎同士を繋いでいる「椎間関節」と呼ばれる部分に炎症が起きて痛みを発する腰痛です。
この腰痛では反り腰の方や腰椎の前弯がなく椎間板に強く圧力がかかっている方などが身体を反る動きをしてしまった時に可動域を越えてしまい、関節同士が衝突してしまう事が原因としてあげられます。
痛みは表面というよりかは少し奥のほうで痛みます。熱感も表面からではわかりづらいのですが、姿勢を正したり反ってしまうと椎間関節の炎症部が刺激されてしまうため痛みが出ます。
そのため前屈姿勢が楽な事が多いです。
まずは横向きに寝て身体を丸めて安静にします。少しでも熱感がある時にはアイシングも一緒にしておきましょう。
この時におなか側は温めて欲しいので腹巻きや毛布などをかけておくと良いでしょう。
腹部の腸腰筋などの筋肉が腰椎を前方に引っ張ってしまうと椎間関節は痛む方向に反ってしまうのでそれを避けるためですね。
しっかりと炎症が引いてくると動けるようになってくるのですが、関節に炎症が起きると関節包の伸縮性などに問題が起きる事もあるので、再発を防ぐためにきちんと治療院を受診しましょう。
この椎間関節性の腰痛の時にマッサージに行くと、上からの押圧は椎間関節を反る動きにしてしまうので悪化します。
そのため椎間関節性の腰痛の時は鍼灸治療が効果を発揮しますのでご利用ください。
魔女の一撃「ぎっくり腰」は当院にお任せください!
浅草橋駅にある当院ではギックリ腰で原因がわからない時でもきちんと検査を行い原因を確定してからメニューを決定し施術をします。
特に急性期などは鍼灸治療が有効で、慢性期に入ると整体・カイロなどが歪みを矯正するのに有効です。
浅草橋でぎっくり腰や急性腰痛にお困りの際は
ぜひ鍼灸治療・カイロプラクティック・整体のBODYREMAKER 鍼灸治療院・整体院でお待ちしております。