その痛みを改善したい!オールインワン施術(鑑別編)

当院のオールインワン施術は時間単位で料金を頂き、時間内の施術に使う方法に関しては追加料金を頂かないやり方です。
皆さんが当院に来たときに少しでも良くなって帰ってもらいたい!という想いからやれることを全て詰め込みました。
一体どんな内容をやっているか?なんで効果が出るのか?
それを理解できるような内容を今日はお伝えします。

目次

なんで痛いのか?まずはそこをキチンと探します!

どんな優れた技術でも見当違いの場所にやってしまってはなんの変化も起こりません。
患者さんの主訴を聞き原因を探すことに力を入れます。

  • 生活環境
  • 既往歴
  • 年齢
  • 主訴 副訴
  • 整形外科テスト
  • 姿勢
  • 筋力
  • 関節可動域
  • 神経伝達速度
  • エコー観察によるファシアの癒着

このようなことを検査してから施術に入ります。
どんな内容の施術よりもここが一番重要です!

生活環境

これは最も重要です。まず大前提の話をすると人間が人間らしく生活していれば基本的には痛みが出ません。外傷なら別ですけども一度そこは置いておきます。人間が体を痛めてしまった背景には急激に進化した社会に問題があります。
何万年から何百万年単位で進化してきた人間がここ何百年で大きく体の使い方が変わっています。そのため社会の進化に体の進化が追いついていないということです。「二足歩行動物」であった人間が「着席デスクワーク動物」へと変わってしまうのにはもう少し時間が必要かもしれません。

個人差も大きく人によって生活環境は異なります。どんな生活をしているのか、なんで痛めてしまう背景があったのか。どこに一番負担がかかっているのか。今後の仕事や生活は体に影響は無いのか。などの情報から慢性的になっている理由や繰り返して痛めてしまう理由を読み取ります。

既往歴

痛めた経験というのも非常に重要です。
痛めやすい部分を知るということは、間違いなく起きてしまった事象です。身体の弱点を知り予防することにもつながります。
病気の有無も大事です。症状によっては鍼灸治療・物理療法が禁忌とされる病気もあります。例えばペースメーカーや重度の糖尿病など、キチンと担当の鍼灸師に話をしてください。話しづらいかもしれませんが思わぬ事故につながってしまうこともあります。
鍼灸師には守秘義務が課せられています。他人に秘密を漏らすことはしません。安心して話していただいて一緒に解決できる道筋を探しましょう。
万が一、鍼灸院で対処できない場合は適切な病院などを探す手伝いなどもさせていただきます。

年齢

年齢は大事な要素です。細胞は永遠では無いのが悩みですよね。
ずっと若いままでいたいのは人類の叶わないテーマですね。
年齢別に罹患しやすい症状はわかれます。若年層だと「ヘルニア」なんかメジャーですよね。
若いうちには椎間板に水分が多いので圧力がかかると髄核がずれ飛び出してしまいます。歳を重ねると椎間板から水分が減ってしまいます。
そのため圧力がかかっても飛び出すことはなくなります。
イメージは
チョココロネのチョコが柔らかくてパンパンに詰まっている状態が若年層で硬くてスカスカなのが中高年層になります。全然飛びでないですよね。
食べやすさは後者ですけど満足感は前者です。

もう一つ大事な考え方として「回復力」や「柔軟性」などが関わってきます。前述した水分の話につながるのですが人間の水分量は変化します。
胎児で約90%で高齢者だと約50%ほどになります。
水分量は多ければ良い、少なければ良いというものではありません。
水をたくさん飲むことを推奨する話を見かけますが、経口摂取しても吸収するのは腸管です。選択的に吸収するため余計な水分は排出し体内の水分量のコントロールをします。そのため多すぎても意味はありませんが、少な過ぎるよりかはマシぐらいな考え方でいると良いでしょう。
この水分は細胞の栄養に関与してきます。細胞呼吸を行うために働く赤血球は血液(水分)にのって移動します。水分が少ないと赤血球の移動がスムーズにできなくなってしまいます。
柔軟性に関してはヒアルロン酸の量になってきます。関節包・靭帯・筋膜・皮膚などの繊維組織は水分の量によって柔軟性が変わってきます。
赤ちゃんは体が柔らかいのに高齢者は体が固いですよね。中には柔らかい人もいますがマイノリティですね。

主訴・副訴

主訴はそのままの意味なので説明は省きます。
意外と大事なのは副訴です。一番痛いところと併発して起きているのか、はたまた別の原因での痛みなのかでアプローチが変わってきます。主訴との関連性が強ければ同時にアプローチをしなくては主訴はいつまでも改善しない時があります。必ず他の可能性を模索しつつ客観的に症状をみます。
様々な疑いをかけていくと、その疑いのある症状に適したエネルギーが見えてきます。その選択肢を多く持っているのがBODYREMAKER 鍼灸治療院・整体院でありオールインワン施術なのです!

整形外科テスト

症状を誘発するような動作をさせて絞り込んでいくテストです。
例えばですが頚椎の関節・筋肉のどちらが痛いかを見分けるときに
自分で動かして痛むのか。それとも圧迫をかけて痛むのかなどを試していき症状がどの部分に出ているのかを絞り込みます。
これをやらないと曖昧な施術を行ってしまい、何が原因で何が効果が出たのかの判別ができなくなってしまいます。
レッドフラッグと呼ばれる危険な症状を判断するのもこの整形外科テストの大事な役割です。医師でなくては診断ができないような症状を疑い適切な医療機関を推奨することをおこないます。

姿勢

人間に常に負担をかける目に見えないものを知ってますか?
「重力」です。地球にいるかぎりその呪縛からは逃れられません。
それを適切に支える機能が姿勢です。重力をなるべく負担をかけずに受け止められる姿勢が「良い姿勢」と言われるものになります。
必ずしも「この姿勢が正解!」などは存在しません。
なぜかというと「もともと人間の体内にある内臓は左右非対称なものがほとんどです。それにサイズも個体差、骨格も遺伝ときたら定義した正解なんて人の数ほどあるんです。
そんな中でもこれが正解と言えるものがあります!
それは「快適に過ごせているか否か」です。姿勢が悪いせいで様々な不調を抱えていれば間違いですが、姿勢が悪くてもその人の筋力・関節可動域・神経伝達速度・血流量などに問題がなければそれは正解なのだと思います。
そのため姿勢は俯瞰的に判断はしますが、大きな決め手にはしません。他の検査を利用した上で姿勢との関連性を疑い施術をしていくものになります。

関節可動域

関節の角度には基準があります。おおよそ何度か決まっているわけです。
ただここにも個人差はあるため、一番は可動域の左右差を見ます。
片方が良く動き、片方が全く動かない状態だと負担がすごくかかってしまいます。イメージは「片側だけパンクした車」です!
ずっとそのまま走ってたらいろんなところに負担がかかりそうですよね。」
バランスは大事なのです!この関節可動域も徒手で確認し、動作で確認し関節なのか筋肉なのかを見ていきます。
筋肉が硬くても関節が硬くなることはありますが、純粋に関節を構成する関節包が硬くなることでも問題は生じてしまいます。
正しくアプローチをするにはどこに問題が生じているかは必ず見ておかなくてはいけない部分ですね。

神経伝達速度

これはあまり馴染みのない言葉なのでまたイメージをしてもらいましょう。
脳がブレーカー、コードが神経、家電が筋肉です。
電気をブレーカーからコードに通して家電を動かすように
脳から命令が出て神経を介して筋肉を動かすような構造になっています。
その時に神経に問題が起きているのか、筋肉に問題が起きているのかを疑うときに利用します。家電(筋肉)の動きが悪い時の理由として「本体が悪い」「電気(神経)がキチンと通ってない」というのが考えられます。
どこに問題があるのかを確認しないと、コード(神経)が悪いのにずっと家電(筋肉)を叩いてみたり揉んでみたり動かしてみたりしても何にも変化はしないですよね。
的確なアプローチのためにはキチンとした検査をする必要があるのです。

エコー観察によるFasciaの癒着

エコーによる咬筋の観察

エコーを利用するのは鍼の刺入ポイントと深度を確認するために行います。
体内で何が起きていて何を鍼で変えていくのかを考えないといけません。
そこでFascia=軟部組織(主に筋膜間)で起きている癒着をターゲットにします。癒着による滑走性の低下・水分量の低下・神経の持続刺激などが慢性痛につながることが考えられるのでその部分へのアプローチを行います。
実際にエコー観察下鍼治療を受けた患者さんの反応はとても良いです。

まとめ

オールインワン施術の鑑別編でした、こういうことを検査して疑いをかけた上で鍼治療や物理療法を選択して利用をしていくことを行っています。
自分にあう場所を探している方には柔軟に対応ができる準備がありますのでお待ちしています。
次は実際にどんな施術方法があるのかの説明もしていきますね!!

BODYREMAKER 鍼灸治療院・整体院 東京都台東区浅草橋

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