膝痛の種類

膝痛

膝痛

歩くのが嫌になり悪化の一途を辿ってしまいやすい「膝の痛み」この痛みにも様々な種類があります。自分の膝痛は何かわかりますか?その膝痛は整骨院?鍼灸院?整体院?マッサージ店?どこに通えば治るのでしょうか。

目次

膝の構成と痛みの原因

膝の構成

  • 大腿骨・脛骨・膝蓋骨(骨)
  • 関節軟骨(骨)
  • 関節包・滑液(軟部組織)
  • 半月板(繊維軟骨)
  • 筋肉・腱
  • 靭帯(繊維組織)
  • 滑液包(軟部組織)

膝関節といっても痛みの原因になる箇所はたくさんあります。例えば半月板を痛めていて筋肉のマッサージだけをしていても、痛みは和らぐかもしれませんが根治には至りません。本当の痛みがどこにあるのかを見極めて適切な処置をすることが最前になります。

骨が原因の痛み

O脚

骨が原因の痛みはかなり進行度が進んでいるか強い外力により負傷したかのどちらかになります。主に骨折・変形性膝関節症などがあげられます。

骨折は整形外科・整骨院での処置が大事です。しかし、変形性膝関節症の場合は初期から中期の場合であれば鍼灸治療・整体(カイロ)などが有効になります。

変形の原因は膝だけの問題ではなく股関節と足底のアーチ・足関節の柔軟性などがあります。特に股関節は骨盤帯が前方方向におじぎしてしまった場合に内旋(内股)になってしまいます。

しかし、人間はつま先が内側を向いていると歩きづらいので外側につま先を向けます。その時にねじれの影響を最も受けるのが膝関節なのです。

最初は筋肉・関節・半月板の痛みから始まり、最終的に圧力が増してしまったために骨同士が衝突してしまい変形してしまいます。

股関節周りの筋肉や足関節のアライメントなどを整体・カイロプラクティックで調節し、深部で痛みの出ている膝関節内部には鍼治療をすることで早期改善が望めます。

軟部組織が原因での痛み

膝関節の痛み

間接腔内に滑液を分泌し、膝関節を安定させることをしている関節包は単体では痛めませんが、あらゆる症状に巻き込まれて痛みを出します。前述した変形性膝関節症もその一つで、膝のアライメントが崩れてしまったために関節包が捻れてしまって痛みを出したり、骨棘として変形した部分が内側から関節包を刺激してしまい常に炎症が起きて膝に滑液の分泌が過剰に起きた結果、腫れてしまう事もあります。

そして関節包は半月板や靭帯や筋肉との膜結合もあるため痛みが波及する事もあります。

軟部組織にはもう一つ滑液包もあります。この滑液包は筋肉と骨の間などに存在し、摩擦係数を軽減する役割があります。しかし、筋肉の過緊張などによる滑液包の過剰圧迫で炎症を起こすことがあります。

特に膝のお皿の上にある膝蓋上滑液包などは大腿四頭筋などにより炎症が起きやすく、膝の腫脹や熱感に繋がります。

膝の後ろにある関節包より繋がるベーカー嚢胞も同様の理由で腫れる事もあります。膝の曲げにくさや明確な腫れなどが主な症状です。

軟部組織系の処置は急性炎症期の場合は鍼灸治療が効果的です。慢性的になってきたら整体・カイロプラクティックで軟部組織にかかる負担を取り除き、筋肉の緊張感を無くして行くことが根治に繋がります。

半月板が原因での痛み

膝の痛みレントゲン

よく耳にする半月板損傷、学生時代に痛めることが多いのではないかと思います。半月板は繊維軟骨で樹木の年輪のような形をしています。膝にかかる圧力を受け止めるクッションとしての役割をしているのですが、膝の内圧が高まり同一部分に負担がかかると炎症・損傷します。

サッカーや柔道など下半身を土台にして捻るような動きをした時に痛める事が多く、半月板の損傷具合では手術をする事もしばしば。

しかし、関節半月板は本来知覚神経は表面にしか走っていないため痛みを感じはじめた初期の段階で適切な処置を行なえば大事にはいたる事はありません。

半月板の傷みには鍼治療が直接的に効果を示し、関節にかかる圧力は整体・カイロプラクティックの関節の処置と筋肉の緊張を緩める処置を行う事でスポーツ時の膝にかかる圧力を軽減することまでできます。

靭帯が痛みの原因

膝の構成

膝関節には靭帯があり、「膝が抜ける」のを防いでいます。靭帯は繊維組織で血管などはあまり通らず、膠原繊維が多いため白色をしています。そのため負傷をすると厄介なのが栄養を取る手段が少ないということです。

膝の中にある十字靭帯などは普段の生活で痛めることはそこまで無いのですが、激しいスポーツや事故などによって損傷・断裂することがあります。

断裂してしまった場合はきちんと整形外科に行きましょう。

リハビリなどは近くにある整骨院・鍼灸院などで併発する痛みを治療しながら運動療法をおこなっていくのがオススメです。

膝関節の靭帯は内部ではなく外部にもあります。側副靭帯と腸脛靭帯や膝蓋靭帯(腱)などです、かなり強固なため断裂などは滅多にありませんがよく炎症を起こします。前述したように血管の量が少なく血中成分が循環しづらいため自己修復はなかなか難しい部分があります。

そのため靭帯(腱)などには鍼灸治療が直接的に効果を示すのと、靭帯と結合または圧力をかける原因となっている筋肉を整体・カイロプラクティックで緩めていくのが効果的です。

筋肉・腱が原因の痛み

膝の筋肉

膝前面の筋肉は大腿四頭筋と呼ばれています。終わりは同じなのですが始まりが個別に違く、特に大腿直筋・縫工筋は二関節筋といい股関節と膝関節の両方を跨ぎます。

膝の筋肉後面

膝の筋肉の後ろ側にはハムストリングス(大腿二頭筋・薄筋・半腱半膜様筋)や大臀筋(腸脛靭帯と筋連結)大内転筋(内転筋群のひとつ)があります。

膝痛

膝の痛みの筋肉が原因のものは主に使いすぎか使わなすぎのどちらかで起きます。

座り過ぎればハムストリングスが短縮し固くなり、大腿四頭筋は伸長状態が続き弱くなります。

そのため前後の筋バランスの変化により膝蓋骨の圧迫や膝関節のアライメント不良に繋がり変形性ひざ関節症や半月板損傷・関節包・滑液包の炎症に繋がります。

筋肉よりかは腱に炎症を起こすことがあり膝蓋靭帯(膝蓋腱)や鵞足炎(がそくえん)という縫工筋・半腱様筋・薄筋などが合わせて停止する部分に負荷がかかりやすく骨膜との付着部で炎症になり痛む事もあります。

筋肉に炎症がある状態なら整骨院・鍼灸院・整体・カイロプラクティックでの処置をオススメし、炎症がなく筋肉が固いという感覚だけでしたらマッサージやストレッチ専門店でも問題ありません。

膝の治療ならBODYREMAKER鍼灸治療院・整体院へ

膝の痛み

膝の痛みについて理解できましたか?完全な説明ではありませんが膝が痛いのは筋肉だけじゃなくていろいろなところが痛いんだという事をわかってもらえたら幸いです。

膝関節は人生において重要な関節です。痛めてしまい歩くことができないと全身運動の機会が極端に減ります。結果的に脳の働きが低下し痴呆症などの高齢時に見られる症状や生活習慣病の原因、肩こり・腰痛・頭痛などの各種症状へと繋がります。

BODYREMAKER 鍼灸治療院・整体院では鍼灸治療・整体・カイロプラクティックの技術を受けることができます。悩みの検査を的確にし原因に対しての治療技術の豊富さを活かした多角的なアプローチを行えますのでお悩みの際はぜひ一度ご相談くださいね!

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